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公開日:2026.09.04
井田1丁目 下水管破損で道路陥没 市、再発防止へ「維持管理を」
中原区井田1丁目21番地付近の道路で8月26日、通行人の負傷を伴う下水道管の破損による道路陥没が発生した。今年1月の国の調査対象外の下水道管を原因とする陥没だった。市は、引き続き、下水道管の点検、清掃を通じて維持管理を継続し、対策を検討していく。
道路の陥没が発覚したのは26日午後8時20分ごろ。中原区役所道路公園センターに通報が入った。その後、現地を自転車で通行した男性が転倒し負傷した。
午前0時20分ごろ、中部下水道職員が現地に到着し道路の陥没を確認。緊急業者が道路を掘削し陥没箇所の調査を始め、下水道管の破損を確認したという。その後、応急工事を経て、28日には復旧工事が完了した。市上下水道局下水道部管路保全課の担当者は「被害者が出たことを重く受け止めている」と話す。
原因は腐食
川崎市上下水道局中部下水道事務所によると、今回の道路陥没の原因は、下水道管の腐食。道路路面のくぼみの下には幅2m、長さ3・5m、深さ2mの空間ができていたという。「アスファルトに、ある程度の強度があったため、大きな穴があかなかったのでは」と同局保全課の担当者は推測する。陥没地点の下流付近の下水道管に破損がないかの調査を行った結果、陥没につながるような空洞はなかったとしている。
市内には、延べ3000Kmの下水道管が設置されているが、小さな道路破損はまれに起きているという。同局保全課の担当者は「腐食等の可能性がないとは言えない。場所によって10年、または5年と時間を掛けて点検、清掃し、維持管理を行っている」と話す。
1月の調査対象外
市は、2025年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、今年1月に下水道管路調査を実施。調査対象となったのは、管径2m以上で、30年以上前に設置された管路約44Km。結果、直ちに地表面の陥没につながる腐食・破損は確認されなかったものの、腐食などによる劣化が約1・5Kmあることが確認された。進行度に応じて緊急度をIとIIに仕分け、Iは1年以内を目指し対策を行い、IIは5年以内に対策を実施するとしている。
今回、井田1丁目で発生した道路の陥没は、1月の調査の対象範囲外で、破損した下水道管は設置から42年が経過していた。同局保全課の担当者は「設置から50年が経過している下水道管は、順次新しいものへ更新を進めている。今回と同じことが起きないよう、今後も維持管理を継続し、対策を検討していきたい」と話す。
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