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公開日:2026.10.09

中原区周辺エリア 乗り合い送迎、実験再開 今回はタクシー連携を検証

  • 今回の実証実験で使用される運行車両=提供

    今回の実証実験で使用される運行車両=提供

 川崎市は11月2日(月)から、利用者の事前予約に応じて乗り合い送迎を行うデマンド交通「チョイソコかわさき」の実証実験を新たに実施する。期間は来年1月30日(土)まで。運行エリアは中原区、高津区、幸区の一部地域。2022年度から実施し、今回で5回目。昨年度実施した実証実験よりも運行日数、停留所を拡充し、使い勝手を向上させるという。

 川崎市では、深刻化するバス運転手不足への対応や地域交通の維持を目的に、民間事業者と連携し、デマンド交通の取り組みを進めている。

 今回の実証実験は、昨年度と同じ(株)アイシン(愛知県)に加え、ひまわり交通(株)(幸区)が実施。前回に比べ、運行日数を週3日から週5日(月・火・木・金・土)へと拡大。停留所数も、73カ所から76カ所(エリア内61箇所、エリア外15箇所)へと増やし、商業施設や医療機関へのアクセスを強化した。運行台数は1台で、時間は午前9時から午後5時まで。運賃は1回500円(未就学児無料)。利用する際には、事前に会員登録を行った後、乗車2週間前から直前までLINEやウェブサイトで予約することができる。

 また今回は、希望時間に予約枠がない場合、同一のシステムから停留所間を移動する別のタクシー(運賃1000円)を呼び出せる仕組みを新たに導入し、タクシーとの連携や、予約システムの検証を行っていく。

利用者増が課題

 「チョイソコ」事業は、市内各地で検証が行われてきた。今回と同じ中原区・高津区・幸区の一部で初めて実施した22年度には、双日(株)とタクシー事業者との連携で、8人乗り車両1台で運行(運賃300円)。24年度からはアイシン(株)と連携し、平日夕方以降の利用ニーズに対応するため、民間タクシー会社が4人乗り2台(運賃500円)で運行をし、カーディーラーと連携した「モビリティハブ」の検証なども行われた。

 これまでの実証実験では「停留所が自宅や目的地に近く便利」「行きたいところへ行きやすくなった」という声のほか、「料金設定」「運行時間、停留所のミスマッチ」「予約の不便さ」といった改善点も上がっているという。また利用者数は初年度が1日平均15人、2年目が21人、3年目9・4人、昨年が7人だった。市交通政策室の担当者によると利用者数が少なく、収益面でもハードルが高いという。「利用者を増やすためにも、デマンド交通や実証実験をいかに知ってもらえるかが課題。市としても、本格運行に向けた支援を進めていきたい」としている。

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