中原区 トップニュース社会
公開日:2026.10.30
元川崎市女性消防職員 先駆者が絵本寄贈 13冊を市内全図書館に
川崎市で初の女性消防職員となった古尾谷(こびや)敏江さん(75)、市内の消防署で初の女性署長となった熊谷智子さん(62)らが作家と協力して制作した絵本が完成し、10月17日に中原図書館に寄贈した。「性別を問わず、子どもたちが消防士になりたいという夢を描くきっかけになってほしい」と期待を寄せる。
寄贈された絵本は『しょうぼう車になりたいドラゴン』(東京ニュース通信社)。消防士を夢見る子ネコと、消防車になりたいドラゴンが夢に向かって進む姿が描かれた作品だ。危険と隣合わせの火災現場で女性が活躍している姿も描かれ、子どもたちに自分らしく夢を追いかけてほしいという願いが込められているという。
絵本の制作の背景には、全国で約16万8千人いる消防職員のうち、女性職員が約3・8%と少ないことにある。そこで、2人が事務局を務める全国女性消防職員ネットワークが、消防の仕事や女性消防職員を身近に感じてもらい、将来の夢や職業の選択肢を広げるきっかけにとの思いから絵本の制作に至った。
絵本を描いたのは、絵本作家のはりたつおさん。作中の消防隊員の防火服は川崎市消防局をモデルに描かれているという。また今回、総務省消防庁のタイアップポスターも作成され、全国の消防本部へ配布された。
2人は勤務していた川崎市の子どもたちにも読んでもらいたいと市内図書館に13冊寄贈。熊谷さんは「多くの子どもたちに絵本を手に取ってもらいたい。ぜひ子どもたち、その中でも女の子にも消防の仕事に興味を持ってもらえたらうれしい」と話している。
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