振り込め詐欺を未然防止 麻生署が銀行員に感謝状
振り込め詐欺を未然に防いだとして、麻生警察署(佐藤美幸署長)は先月30日、同署で三井住友銀行百合ヶ丘出張所の中島将公さんに感謝状を贈った。
中島さんによると、先月23日に80代女性が300万円を引き出そうと同出張所窓口を訪れたという。高額な現金の引き出しを不審に思った窓口の職員から話を聞き、警察署に通報した。
女性は、息子を名乗る男性から「ギャンブルで負けてお金が必要になった」と電話を受けた。女性が困惑した様子だったため、中島さんはまず女性を落ち着かせることに努めたという。
中島さんは「自分にも同じくらいの母親がいるので、被害を未然に防ぐことができ良かった」と話していた。
麻生警察署によると、管内では今年に入り、未遂を含む4件の振り込め詐欺が発生している。今年3月には高額の被害が発生。同署は被害の拡大を防ごうと、各金融機関との情報の共有化に努めている。
同署の佐藤美幸署長は「振り込め詐欺の電話があった時には、相手の話を信じ込んで行動してしまうお年寄りが多いので、まずは家族や警察に相談してほしい」と話した。
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