戻る

麻生区 社会

公開日:2021.09.24

亡き母の「手まり」希望者に
千代ヶ丘の女性 呼びかけ

  • 約70個のさまざまな柄の手まり

    約70個のさまざまな柄の手まり

 色鮮やかな複数の糸を幾重にもつむいで作られる「手まり」。古来から遊び道具として広まり、今では伝統工芸品、装飾品として親しまれている。今は亡き母親が制作した手まりを「大切にしてくれる方に差し上げたい」と千代ヶ丘在住の女性(68)は話す。



 もともと中国から伝わったと言われている「手まり」。明治時代にゴムまりが普及し始めてからは、遊び道具としてではなく贈り物や、手芸品として親しまれてきた。京都や米沢、松本など織物の糸の生産地では、余った糸を使って作成され、地域の伝統的な工芸品になっている。



 その手まりを趣味で手掛けていたのが、千代ヶ丘に住む女性の母親だ。多趣味で手先が器用だったという母親は、洋裁や鎌倉彫をたしなんでいた。25年程前に「手まり」に出合い、友人と新宿のカルチャー教室に通い始めた。



 球体の芯に木綿糸をかがり、いろいろな模様を浮かび上がらせる。自宅でコツコツと一つひとつ、時には幾日もかけて作成。直径3センチから12センチまで、さまざまな大きさの手まりをつくっていたという。女性は「友人の姪っ子の七五三で撮影のときに小物として使ってもらって、喜んでもらえたのを覚えています」と懐かしそうに語る。



 手まりづくりを10年ほど続けていたが、けがをしてから断念したまま、昨年10月に89歳で他界。作りためた大小70個の手まりが自宅に残された。「私もいなくなって、何も知らずに処分されることになったら母がかわいそう。だから、大切にしてもらえる方がいたら差し上げたい」と女性は話す。



 希望者は、高石地域包括支援センター【電話】044・959・6020。

 

麻生区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

麻生区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

麻生区 ローカルニュースの新着記事

麻生区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS