県議会報告
神奈川県から痴漢撲滅‼
県会議員（川崎区選出）公明党　西村くにこ

　痴漢は犯罪であり、決して許されるものではありません。しかし、被害者は恥ずかしさや恐怖から、まわりの人に助けを求めることができなかったり、被害に遭った後も届け出や相談をためらう方が多いと聞きます。

新入生を痴漢から守れ！

　昨年、私のもとに、入学まもなく電車内で痴漢被害にあったという女子高校生から声が寄せられました。学校での人間関係が形成されていない時期であり、先生や友人に相談することもできず、帰宅してから母親に打ち明け、改めて駅まで行って被害届を出したそうです。夜も遅く、担当した警察官は男性だったと伺いました。のちに、仲良くなった友達同士で痴漢について話題になり、同じように入学当初に被害を受けた人が何人かいて、なかにはショックから登校できなくなった子もいると知り、私に相談してくれたのです。勇気を出して声を上げてくれた女子高校生の思いを受け、私は、昨年12月の代表質問で「新入生や新社会人を痴漢の魔の手から守る対策が必要である」と訴えました。

鉄道・ボランティア・学校が協働！

　神奈川県警察ではこれまでも、電車内や駅構内での痴漢の検挙・警戒活動のほか、相談窓口の設置、鉄道事業者と連携したポスターの掲示などの啓発活動を行っています。今後は鉄道警察隊に設置した「電車内痴漢等迷惑行為相談所」の案内をわかりやすく掲示し、「女性警察官が24時間対応可能な体制」を整えます。さらに、青少年のための「相談窓口紹介カード」を県内高等学校等で配布。鉄道事業者や学生ボランティアと協働し、犯行を目撃した方にも協力を呼び掛けるなど、痴漢撲滅に向けた機運の醸成を図っていきます。

目撃された方はご協力を！

　１月10日には、県警察と県内鉄道事業者が「痴漢撲滅キャンペーン」を実施。大学共通テストに臨む受験生を被害から守るための取り締まり強化を行いました。痴漢被害の多くが「未成年の学生」です。電車内で被害にあっている人がいたら、助けてあげてください。「時間がない」「面倒ごとに巻き込まれたくない」と思われることもあるかもしれません。先を急いでいる場合も、「駅員に知らせる」「１１０番通報する」ことはできるのではないでしょうか。神奈川県から痴漢撲滅！ご協力よろしくお願いします。

西村くにこ

横浜市中区日本大通り１番地

TEL:045-210-7630

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