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横須賀・三浦 教育

公開日:2026.09.18

現役消防士柳田さん 中学生に命を守る備え 火災予防教室でメッセージ

 火災発生時に身を守り、円滑な避難へつなげる「火災予防教室」が9月8日、同月1日の「防災の日」にちなんで横須賀市立不入斗中学校で開かれた。全校生徒約250人が参加。現役消防士で全国の幼稚園や学校に出向いて啓発活動を行っている一般社団法人「火災予防のONELOVE」理事の柳田広太氏=人物風土記で紹介=が講師を務めた。

 この日は各教室をオンラインで繋ぎ、双方向のやり取りで発災時の初動や校内設備の確認を伝達した。柳田氏は2022年に起こった新潟県の製菓工場火災の事例を紹介。火災報知器の作動とともに停電が起きたことで、従業員が非常口の位置が分からず複数の命が失われた事例を紹介。「真っ暗な中で逃げる状況を想像してほしい。普段から避難経路を知っておくことが命を守る鍵になる」と呼びかけた。

非常口、AED設置場所を把握

 講義の中で指名を受けた生徒会役員らが、校内の非常階段やAED(自動体外式除細動器)の設置場所を問われると、答えられずに困惑する場面もあり、柳田氏が再確認を促した。「どこに何があるかを普段から確認する作業こそが、非常時の人命救助につながる」と強調した。

 生徒から「普段の学校生活で非常口や非常階段、AEDを意識することはなかった。場所を聞かれて恐怖を感じた。これからは常に把握したい」との発言が飛び出すなど、命を守る「備え」への意識を高めていった。

 柳田氏は、「火災を完全に防ぐことは難しい。だからこそいざという時に適切な行動を取れるよう、日頃の心構えが大切」と話し、命を落とす悲劇を防ぐ「備え」の重要性を説いた。

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