神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

第39回日本書展で文部科学大臣奨励賞を受賞した 藤井 蘭秀(らんしゅう)さん(本名 万由美) 緑区鳥屋在住 64歳

公開:2017年10月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

書で自己の世界観を表現

 ○…10月17日から22日まで、東京都美術館で開催されている「第39回日本書展」で、文部科学大臣奨励賞を受賞した。天皇陛下の”おことば”や”ご親書”を祐筆する佐伯司朗氏が代表を務める現代書道研究所が主催する書展は、「現代の書壇に新鮮な魂を」と願い、全国規模で行われる書展。過去には同展で、都知事賞や毎日新聞社賞を受賞したことがあったが、約500人が出展した今回の書展で、念願の最高の賞を勝ち取った。「受賞を聞いた時は嬉しくて家中を歩き回りました。今後は受賞者として責任ある行動をとっていきたい」と喜びを表す。

 ○…「個々の字体だけでなく、全体の中心線がずれず、文字の間隔を揃えることに苦心しました」と説明する受賞作品は『賢愚経 第五十八〜六十番』。制作に約半年かかったという書は、70×270cmの大きな3つの用紙に、約2500文字からなる中国の古典を書いた大作だ。「今回の作品に取り組んだことで、集中力、忍耐力が増しました。書き上げた時の達成感は充実したものがありました」と振り返る。

 ○…長野県出身。書家であった父の影響で、小学校3年生から書を習いはじめた。結婚後に本格的な書の世界へ入り、20年前からは現代書道研究所の門下になり、今では地元で書道教室を開き、子どもから高齢者まで幅広い年代の生徒30人の指導にあたっている。「文字を書くことにより自分に自信がついてきます。文字を書く機会が減っている今だからこそ、書を大切にして欲しいですね」

 ○…夫と2人暮らし。「夫には書に対する取り組みに様々な方面で理解、協力をしてもらっています」と感謝する。現在はイベントのポスター、商品の看板やロゴ、卒業証書など地元を中心に書の依頼は絶え間ないという。「地元の人には本当に良くして頂いています。津久井に書を通して少しでも貢献できるよう活動していきたい」と話した。

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

3月7日

後藤 陽子さん

「第76回優良公民館表彰」を受賞した星が丘公民館の館長を務める

後藤 陽子さん

横山在住

2月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook