さがみはら中央区版 掲載号:2019年9月26日号 エリアトップへ

田中結瑞さん・藤澤芙妃さん 心を合わせてつかんだ勲章 ピティナで銅賞を獲得

文化

掲載号:2019年9月26日号

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 全国一の参加者数の多さから、ピアノコンクールの最高峰とも言われるピティナ・ピアノコンペティション(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会主催)。8月に行われた同コンペの全国決勝大会で、二人で1台のピアノを弾くデュオ部門小学2年生以下の部に出場した、星が丘小2年の田中結(ゆ)瑞(ず)さんと作の口小2年の藤澤芙妃(はずき)さんが銅賞を獲得した。

 今回、同コンペの小学2年生以下のデュオ部門で入賞したのは相模原では唯一。2人の合言葉は「ケーキをみんなで食べに行こう」。全国決勝大会に出場すると参加できる祝賀会で提供される「ケーキ」を食べることを入賞と共に目標に設定し、努力を重ねてきた。

4歳からのコンビ

 2人がピアノを始めたのは4歳の頃。ほぼ同時期に市村育代音楽教室に入会した当時から息が合い、すっかり仲良しに。長年の付き合いだが、デュオの部でコンクールに出るのは今回が初。普段はソロで演奏しているが、指導する市村育代講師の「新たなチャレンジをさせたい」という進言が後押しとなり、デュオに挑むこととなった。

 毎日欠かさず続けてきた3〜4時間の練習。「基礎はできている」という市村講師の言葉通り、個々の能力は高いものの、これまで満足のいく演奏には至らなかった。「課題は表現力」。コンクールを前に、ミスなく弾き切る以外にも息を合わせること、曲に合わせた「表情」をつくることの重要性を教え込まれた。

 表現力を身に着けるために夏休みも毎日練習を続けるも、うまくいかないときは悔し泣きや弱音を吐くこともあった。それでも切磋琢磨し合いながら、曲に合わせて歌ったり踊ったりするという独自の練習方法でリズムを体に染み込ませ完成度を高めていった。

「夢のようだった」

 地区予選を通過し挑んだ東日本ブロックの本選では、息の合った情感あふれる演奏を見せ1位で通過。順調に全国へ駒を進めたが、出番が近付くにつれて緊張から手が震えた。演奏したのは課題曲「にじいろのそよかぜ」と「きらきら星」。緊張からいつも通りの演奏とはいかなかったが、表彰式で入賞者の名前を呼ばれた瞬間、抱き合って喜んだ。結瑞さんはその時の様子を「嬉しすぎて夢のようだった」と振り返る。コンペ後に食べた目標のケーキは「おいしかった」と満面の笑顔を見せ、「一緒に頑張れる人がいてよかった」と話した。

 来年も出場し、さらに上をめざすと宣言する2人。日々の努力を忘れず、これからも心を合わせて音楽を楽しんでいく。

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