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公開日:2023.01.01

上溝小150周年
歴史語る 初代校長の墓碑
教え子らが建立か

  • 合同墓地に移設された鈴木氏の石碑

    合同墓地に移設された鈴木氏の石碑

 上溝小学校(上溝/倉田秀文校長)が今年創立150周年を迎える。「上溝小学校150周年記念事業実行委員会」が10月の記念式典などに向けて準備を進める中、同委員会記念誌部会はこのほど、初代校長・鈴木縫之助氏の墓とされる石碑にたどり着いた。部会の担当者は「関係者でも知る人は少ない」と、学校の歴史を刻む貴重な資料の発見に心躍らせる。

記念誌部会が調査

 上溝小学校は1868(明治元)年に鈴木縫之助(ぬいのすけ)氏によって開かれた私塾を起源とする。1873(明治6)年に「上溝学校」と改称され、学校としての歴史が始まった。

 石碑は高さおよそ2メートル。表面には「鈴木先生之墓」と彫られている。同部会によれば、1926(大正15)年に鈴木氏の教え子らによって建てられたものと推測され、裏側には「俗名縫之助・明治44年に78歳で亡くなった」という旨が記されている。

 実行委の田所洋さん、城清美さん、伊藤直樹さんらが所属する同部会は、同校の軌跡を後世に伝えることを目的に記念誌を発行するため、昨年5月に始動。歴史について調査する中で、初代校長の自宅があった場所の周辺に住む親戚に話を聞いたところ、近隣の合同墓地内に存在する石碑の情報を得た。裏側に記された文字を解読したり、学校に保管されていた資料と照らし合わせたりと入念に調べた結果、石碑が初代校長の鈴木氏の墓碑であると判明。田所さんは「初代校長の自宅敷地内に建立されたが、現在はその土地が別の人の所有になっているため、この地で『鈴木10軒』と呼ばれる合同墓地内に移設された」と説明する。また「近所に住む人でも、石碑について知る人はほとんどいない」とし、同校の歴史に迫る発見に喜びを表した。

 合同墓地内でもひときわ目立ち、小学校長を祀る墓碑としては異例の大きさであることから、当時の人々にとっての校長という存在の偉大さをうかがい知ることができる。城さんは「今回の調査をきっかけに、地元の人たちにもう一度石碑に注目してもらえれば。眠っていた歴史が日の目を見ればうれしい」と期待を寄せた。

※合同墓地は私有地のため、一般の人の立ち入りはできません。

式典に向け準備

 歴代PTA役員や地域住民らによって組織される実行委員会は、記念誌部会のほかにも記念行事部会、記念式典部会、教育環境整備事業担当などが現在、さまざまな事業に向け活動している。

 10月14日に開催される記念式典には児童らも参加し、節目を盛大に祝う。また式典のほかにも、「PTAふれあいフェスティバル」や運動会と連動したイベントも予定されている。さらに、校内にある民俗資料館と歴史資料館のリニューアルや、「上溝かるた」の制作、児童らが歌やダンスを披露する学習発表会なども企画。詳細は特設サイト(【URL】https://kamisho150anniversary.com)から確認することができる。

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