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公開日:2026.11.05
神奈川県立相原高校3年の野村さんが全商検定で9冠の快挙
県立相原高校(緑区橋本台)の野村隼人さん(総合ビジネス科3年)が、公益財団法人全国商業高等学校協会(全商)が主催する検定試験において全9種目で合格を果たし、「9冠」を達成した。高校生で9種目に合格するのは全国でもわずかで昨年度の達成者は73人。同校でもここ10年はなく、久しぶりの快挙となった。
野村さんが合格したのは、ビジネス計算実務(珠算、電卓)、簿記実務、ビジネス文書実務、英語、情報処理(ビジネス情報、プログラミング)、商業経済、財務諸表分析(財務会計、管理会計を含めた3種から選択)の各検定試験。高校1年の冬に財務諸表分析検定試験に合格すると、次々に試験を受けていき、今年9月に行われたプログラミングの検定試験に合格。9種目を制覇した。野村さんは「自分が9冠を取れるとは思っていなかったので率直にうれしい。実感はあまりない」と笑顔を見せる。同校の担当教諭によると全国の商業高校の生徒の中でも、7冠の達成者は毎年一定数現れるものの、「8冠以上の壁は極めて厚い」という。
野村さんは高校1年で日商簿記検定の2級に合格。「その知識を生かすことができる」と教諭に勧められて財務諸表分析の検定試験を受験した。「最初から9冠を目指していたわけではなく、取れそうなものから試験を受けていった」と振り返る。9冠を意識し始めたのは「6種目に合格したあたり」。唯一、一度だけ不合格だった英語については「苦手で特に検定試験ではリスニングの配点が高くて対策が難しかった」と話す。さらに、ビジネス文書の検定試験ではタイピングの速度を求められたため、「ほかの試験とは違い勉強ではなく毎日タイピングの練習をした」と振り返った。
夢は税理士
野村さんが商業や会計の勉強を始めたきっかけは、銀行員として働く父親の存在。幼少期から父の仕事ぶりを見て金融や簿記に自然と関心を抱くようになった。計算好きなこともあり、高校入学前から自主的に検定へ挑戦。高校2年時には、一般的に公認会計士や税理士の登竜門と位置づけられ、大学レベルの学力が求められる簿記1級に合格した。
野村さんの将来の夢は地域や企業の支えとなる「税理士」。今年の夏にはすでに税理士試験(簿記論・財務諸表論)を受験し結果を待っている。目標は大学在学中の税理士資格の取得。掲げた夢に向かって突き進む。
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