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相模原は「原点」 ここから世界へ―「夢を持つことを恐れず、ただ前に」 地元出身のロックバンド・アレキサンドロス

文化

掲載号:2018年1月1日号

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本紙インタビューに答えた(左から)庄村聡泰、川上洋平、白井眞輝。音楽の道を志した経緯については、川上「何となく小さい頃からそうだった」白井「20歳を超えたあたりから本格的に」庄村「表舞台に立つ人間に対する憧れを捨てきれず」
本紙インタビューに答えた(左から)庄村聡泰、川上洋平、白井眞輝。音楽の道を志した経緯については、川上「何となく小さい頃からそうだった」白井「20歳を超えたあたりから本格的に」庄村「表舞台に立つ人間に対する憧れを捨てきれず」

 次々と新たなスタイルが確立され、移り変わりの激しい音楽業界。そんな中、いま彼らほど勢いに乗るロックバンドはいるだろうか。その名は「アレキサンドロス」。国内だけにとどまらずアジアでもライブツアーを成功させているほか、楽曲はドラマの主題歌を飾るなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで現代の音楽シーンを席巻している。そんな彼らのうち、3人は弥栄西高校(現弥栄高校)出身。今回、本紙単独インタビューで覗かせた地元・相模原への思い。彼らの原点が、今ここに明かされる―。             (敬称略)

 アレキサンドロス、愛称「アレキ」「ドロス」。2001年、ボーカルの川上洋平が青山学院大学在学中にベースの磯部寛之らとバンドを結成、幾度の変遷を経て2010年に現メンバーとなる。その攻撃的なロックサウンドや、ボーカル川上の甘いハイトーンボイスが若者を中心に話題を呼ぶと、2015年に満を持して「ワタリドリ」でメジャーデビュー。瞬く間に日本のロックバンド界を牽引する存在となった。

弥栄軽音部を発足

 ボーカルの川上、ギターの白井眞輝、ドラムの庄村聡泰は地元・弥栄西高校出身。庄村は川上と白井の1つ後輩にあたる。実は今も活動している軽音部を発足させたのは白井の代で、高校1年のときだという。白井は当時について「最初は部活ではなく同好会。一個一個の機材や、活動する上で当たり前にあるものが無かったので大変でした」と振り返る。川上は白井とイギリスのロックバンド「オアシス」のコピーバンドを組んでおり、軽音部に入部する事はなかったが、文化祭の際には校内でも演奏を披露していたという。そしてその翌年には庄村の代が入部。庄村は「白井と自分ともう一人とでバンドを組んでいた。当時はマイクスタンドがなく、白井がマイクを小窓に引っ掛けて宙ぶらりんの状態で歌っていましたね」と懐かしむ。そんな彼らはすでに当時から音楽の才能に秀でており、選ばれたバンドしか出ることのできない「後夜祭」では堂々の演奏で学祭の夜を熱く盛り上げた。白井とのバンドで出場した川上が「当時からさとやす君(庄村)はドラムの天才と言われ、噂になっていました」といえば、庄村も「僕は僕で、このボーカル(川上)すげえなって。当時は『川上先輩』でしたけど」とはにかむ。当時から互いを認め合っていた二人。その後、それぞれの道を経て同じバンドを組むことになる。

 一方、白井と川上は、「また一緒にバンドを組みたいな」と再開を誓い合い高校を卒業した。その後会う機会はなかったが、07年、川上が代々木公園で路上ライブをしていると、別のバンドを組んでいた白井が偶然、観客として川上のバンドの演奏を観に来た。「白井じゃねえか!」。川上は演奏中、白井の姿を見かけると思わずそう叫んでいたという。「嬉しかったですね。変な話、運命みたいなものを感じた。もともと高校で一緒にやっていたし気心知れていたので」。白井が川上のバンドに加入する理由に深い意味はいらなかった。高校卒業からおよそ10年後の話だ。

「いつか地元で単独ライブを」

 「世界一の海の向こう 永遠を目指して行って―」。夢を持つ若者と自身を重ね合わせた歌詞が印象的な通算7枚目のシングル「Forever(フォーエバー)Young(ヤング)」は川上が高校時代、通学路の淵野辺公園で綴った一曲だ。そんな地元・相模原には今も時間を見つけて帰る機会も多く、現メンバー4人で相模原のラーメン屋に足を運ぶことも。「よく地元には戻りますよ。あと当時の思い出を回収しにね」と庄村。その際、高校を覗きに行ったこともあるようで、彼らは母校へ向け「僕たちを育ててくれた高校ですし、本格的に音楽をやらせてくれた。すごく感謝していますし、いつか地元でライブができたらいいですね」とメッセージを贈った。

 昨年11月29日にはニューシングル「明日、また」をリリース。その勢いをさらに加速させている。一部を除く全楽曲を作詞作曲する川上は今回の曲について「自分自身を愛すること、自信を持つことって難しいけど、そこを一歩踏み込んでやってみたら良いんじゃないかという思いが僕らにはずっとどこかにあって、それをちゃんと言葉にできた曲」と思いを込める。昨年を「曲作りに励んだ一年」と形容して振り返った彼らは、新たな年、常に「外へ外へ」「人へ人へ」と思いを届け、発信する一年にしていくと意を決した。常に自分たちが楽しむこと、自分たちが格好良いと思うことを追求し、走り抜けてきたバンド人生。その原動力には、相模原で過ごした高校時代の数々の思い出や経験が確かにある。彼らに改めて相模原への思いを問うと、こう答えた。「よく路上ライブをやったり、スタジオで練習したりしていた。優しくもあり厳しくもある町。やっぱり原点はここにあるのかなと思う」

 ボーカルの川上は高校在学時、周囲に「世界一のバンドになる」と宣言していた。夢を追うことの大切さを「恥ずかしがらないこと、信じること、恐れないこと」と表現したメンバー。彼らの楽曲が世界に響き渡るとき、それは、高校時代の夢の実現を意味することになる。

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