さがみはら南区 コラム
公開日:2025.07.24
地元クリニックの院長が解説
医学の迷信「常識と非常識」
◆一般的なマナーとして「鼻毛の手入れは引き抜けばOK」と聞いたことがあるのですが…?
これはとても危険です。鼻毛を抜くと鼻腔粘膜から細菌感染を起こし「丹毒(たんどく)」(いわゆる面丁、正式な学名ではありませんが)という、高熱を伴う疾病の要因になってしまいます。
当院にも年に数人、この症状で来られる方がおり、程度によっては入院してもらうことも珍しくありません。鼻毛のお手入れは「抜く」ではなく「切る」です。
また、これと同様に耳のお手入れにも注意が必要です。例えば入浴後、耳の中の皮膚がふやけている時の耳掃除は危険です。特に竹製の耳かきはおすすめできません。鼻毛ケアと同じく、耳の中を傷つけ、丹毒を発症します。綿棒での優しいケアをするようにしてください。
相模原市南区松が枝町にある「相模皮膚科」の院長・栄枝 隆成氏(日本専門医機構認定/皮膚科専門医)が、自身の見識を基に健康に関する様々な情報を本紙読者に分かりやすく教えてくれるコーナーです(不定期連載)
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