城山文化ホール「もみじホール城山」の初代館長 木村 秀夫さん 厚木市在住 59歳
地域に愛されるホールに
○…城山の地域住民が約30年も待ち望んだ文化施設が4月に誕生。その名も”もみじホール城山”。「多くの地域住民に親しまれ、愛される施設にしたい」と、初代館長としてオープン以来、周知活動を行ってきた。半年経った今、様々な団体が民謡、合唱、ピアノやダンスの発表会などで利用。今後は近隣の大学や高校と連携して、集客力が高い企画を検討している。「地域の皆様と施設を育てていきたいと思っています。コミュニティーの場として公民館のような利用も歓迎です。要望やご意見をお寄せ頂ければ」と呼びかける。
○…現在の課題は300人収容可能なメインホールの稼働率。主に練習に使われるリハーサル室は7割以上と上々も、ホールは3割前後にとどまる。「当館の特長は、世界3大ピアノの1つに数えられるベヒシュタインのピアノの設置と、観客席が出し入れできる可動収納型なため、様々な用途で利用できる利便性です」と強調する。秋には地元の小学生を招いての木炭を使って似顔絵を描くワークショップ、年末には神奈川フィルハーモニーのコンサートを計画するなど、当面は5割を目指して自主事業を強化していく予定だ。
○…長年、相鉄で不動産業に携わり、昨春から1年間、横浜市旭区の文化センターサンハートの副館長を務めた。「サンハートは利便性の高い立地条件に恵まれ、高い利用率でしたが、もみじホールは山と湖など豊かな自然溢れる素晴らしい環境の中にあります。文化発展ばかりでなく、地域発展に貢献できるようになれれば良いですね」と話す。
○…現在の一番の楽しみは、近所に住む3歳の女の子の孫と遊ぶこと。また、趣味は映画鑑賞で特にアクション映画がお気に入り。「我々の子どもの頃は素晴らしい映画が数多くありました。今後は名作をいっぱい上映したいと思っています。明後日8日には”風と共に去りぬ”を無料上映するのでお越し下さい」