さがみはら緑区 人物風土記
公開日:2026.03.12
かつての野球日本代表チームのシンボルマークをデザインした
高橋直人さん
緑区二本松在住 67歳
興奮と感動を 「J」に込め
○…長嶋茂雄さんが監督を務めた時代、日本代表ユニフォームの胸に輝いた「JAPAN」のマーク。2001年に採用され、その後、04年のアテネ五輪まで使用された。2000点を超える応募作品の中から選ばれたという。「決まった時は驚きしかありませんでした」。日本列島、丹頂鶴を意識した『J』が、高い評価を得た。
○…横浜市で生まれ、小学生のとき相模原市に。麻溝台高校の一期生で現在は同窓会長も務める。「体育祭で『軍ダンス』というパフォーマンスがあるのですが、組ではなく『軍』という単位を提案したのは、実は私です」と打ち明ける。応援団の団旗のデザインも手掛けた。母親は美術の教員。素質、表現力は引き継がれていたようだ。
○…会社を構えグラフィックデザイナーとして活躍する。ただ、その道のりは平坦ではなかった。スキーショップ店員、リゾート開発会社の営業マンなどを経験。知人との起業も成功とは言えず。そんなとき出合ったのがMac。ネットも一般的ではない時代にいち早く取り入れ、多くの仕事の依頼を受けた。「車が買えるくらい高価だったSE30。ただ、そのパソコンが人生を変えました」。近年は内製化を進め製造にも力を入れゴルフマーカーのヒット商品も生み出している。
○…応募締め切り日を勘違いし、2カ月近くも早く作品を送ってしまった。そのため、事務局に作品が長く置かれることに。「だから、みなさんずっと見てくれていたみたいで。おかげで印象に残りやすかったのかもしれません」と笑う。発表の記者会見の場で代表チームに送ったエールは「興奮と感動を与えてください」。今は一人のファンとして、画面に向かいその言葉を心の中で送り続けている。
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