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さがみはら緑区 人物風土記

公開日:2025.01.16

公益社団法人津久井青年会議所(JC)の第44代理事長を務める
畑野 栄久(よしひさ)さん
長竹在住 38歳

組織の成長でまちを元気に

 ○…今年のスローガンを『成長〜全員で描く進化と飛躍の物語〜』とした。「メンバー、組織の成長をもとに地域を成長させたい」。そんな思いを込めた。今年は防災と青少年育成、まちづくりを大きなテーマに事業を展開する。「津久井は自然が豊かなだけに、自然災害が多発する恐れがある。継続的に防災活動をやらなくては」と使命感を口にする。

 ○…JCへの入会は34歳。きっかけはある社長の講演を聞いた時。「企業は存在するだけで少なからず地域に迷惑を掛けているという内容だった」と振り返る。「企業は地域に貢献している」と思っていただけに、真逆の考えに心を動かされた。その翌日に先輩から勧誘を受けた。「地域貢献しなくては」と決意。「入会は35歳になってからと思っていたので1年早まっちゃいました」と笑顔を見せる。

 ○…長竹出身で地元の学校に通った。大学卒業とともに家業のハタノ木材(株)に就職。現在は専務として営業活動や仕入れ、お客様対応など多忙な日々を送る。趣味は野球で、20歳の時に立ち上げたチームで現在も監督兼選手としてプレー。地域の大会では、ここ4大会で3回優勝。「人数さえ揃えば勝てる」と自信満々に話す。家族は妻と4人の息子。大黒柱として家庭も支えている。

 ○…理事長に立候補したのは「もっと地域を活発に」という思いから。昨年は県JCに出向。影響力の強い人と間近で接する中で、「理事長にならないと地域を変えられない」と心を決めた。今年は運動会をはじめさまざまな事業を企画する。「お祭りやイベントが盛んな地域は団結力が強いと思う。行事が衰退したり、自治会員が減少する中で、地域コミュニティーを活発にしてまちをもっと元気にしたい」

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