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公開日:2011.01.27

13人ゴボウ抜きで区間賞
関根花観さん(金井中3年)全国都道府県駅伝で

  • 快走する関根花観さん(京都市・提供写真)

  • 区間賞・未来くん賞のトロフィーを持ってニッコリ

 16日に行われた全国都道府県対抗女子駅伝競走大会(京都市で開催)で、町田市立金井中学校3年の関根花観(はなみ)さんが東京代表で中学生区間の3区を走り、見事区間賞を獲得した。



 23位でタスキを受け取った関根さんは、「一人でも多くの人を抜こう」と駆け出した。小雪が舞い散る寒さの中、次々に抜き去り、13人をゴボウ抜きし10位まで順位を上げ、9分21秒のタイムで区間賞を獲得。「タイムのことはあまり考えてなく、目標は区間3位だった」と振り返る。同区には全国から注目を集める小林由佳選手(栃木)も走り、小林選手とは2秒差だった。また、将来を嘱望される選手に贈られる「未来くん賞」も京都府知事から受賞した。



 関根さんが陸上を始めたのは、中学1年の秋。それまではソフトテニス部に所属していた。「陸上部に入ることなんて考えていなかった。友だちが陸上部に入ったときも、『何で陸上部?』と思ったくらい」。先生に誘われ初めて走った大会では1500mを4分59秒の好タイムで、20年ぶりに町田市の記録を塗り替えた。それから、自己記録を次々に更新し、現在では1500m4分30秒89の記録を持つ。



 「陸上と出会い、人生が変わった」という。毎朝、走る自主練習は一日も欠かしたことがない。嵐の中でも決めたことは淡々とこなす。金井は坂が多くて練習しやすい場所だという。休みの日もクロスカントリーを走ったりして過ごす。「陸上と出会えて、我慢強くなったし、本当に好きなことが見つかった。本当に陸上をやってよかった。先生や支えてくれた皆さんに感謝したい」



 卒業後は、陸上の名門・仙台育英高校に進学する。「色々な人と出会いたい」と抱負を話す。人前で話すのは苦手というが、陸上のことになると目を輝かせながら「3000mに挑戦して、インターハイでは強い人に付いていきたい。冬は駅伝を走りたい」とどんどん言葉が飛び出す。



 息抜きは、少年ジャンプを読むこと。小柄な身体だが、大きな夢を胸いっぱいに抱えて、更なる挑戦の場に旅立つ。

 

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