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町田 トップニュース文化

公開日:2011.09.15

最後のファッションショー
町田高校家政科 61年の歴史に幕

  • 総勢43人が出演し、多くの生徒が裏方としてショーを支えた(9/10撮影・町田高校体育館)

 来年3月で閉科が決まっている都立町田高校(閏間征憲校長)家政科の最後のファッションショーが10・11日、同校文化祭で行なわれた。卒業生も大勢駆けつけ、在校生も卒業生も最後の瞬間を心に刻み込んだ。



 1950(昭和25)年に職業課程として設置された家政科。一昨年より新入生の募集を取りやめ、来年3月に閉科する。



 30年以上の歴史を持つファッションショーは、同校文化祭でも大変人気で、自分がデザインし製作した服を着て披露する。このショーに出演したいがために家政科を選んだ生徒も多い。



 生徒らは春休みからデザインを考え、4月から生地を購入し裁縫を始める。「先生に教わりながら、仕上げられて本当に良かった。がんばった甲斐があった。先輩たちもいっぱい来てくれてうれしい」とステージを終え、涙をためながらも生徒らは嬉しそうに話した。



 駆けつけた多くの卒業生らは後輩たちの晴れ舞台を応援しながらも、最後のステージを寂しそうに見入っていた。



3月に卒業生による語る会開催



 卒業生、卒業生保護者らが中心となって、3月3日(土)の卒業式の後に「語る会」を開催するため準備を進めている。



 「様ざまな世代が集まり、当時の様子や昔話などで家政科への思いを共有できれば」と話している。



 また家政科の歴史を形に残そうとモニュメントを同校へ寄贈するイベントも予定されていて、募金を集めている。



 語る会、モニュメント製作への問合せは町田天満宮の宮司・池田さんへ。【電話】042・722・2325

 

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