町田で最も大きな神輿として知られる箭幹(やがら)八幡宮木曽町祭典に、今年は女性が担ぐ女神輿が初めて参加する。木曽神輿会では、東日本大震災の影響で、祭り自体の開催中止も検討されたが、「元気を出してもらうためにも盛大にやろう」と開催を決めた。また、女性からも参加したいという声を受け、今回初めて女神輿が巡行する。開催は10月2日(日)。
箭幹八幡宮は建立時期は不明だが、推古天皇の時代616年に勅命により勧請されたと『八幡宮記』に記されている。その八幡様を祀る木曽神輿会の大神輿は1916(大正5)年に作成され、1000kgを超える大きな神輿として知られている。
ただし、この大神輿は男性しか担ぐことができないため、これまで女性は本祭前日の宵宮の万灯神輿しか担ぐことができなかった。女性らから「担ぎたい」という声は何度もあったが、今回、「大震災で落ち込んだ雰囲気を町田から元気出そう」と女性だけが担ぐ女神輿と男性だけが担ぐ大神輿の2基が初めて一緒に町を練り歩く。
「大神輿、女神輿のほか獅子舞と大太鼓、山車、木曽はやし連が加わった巡行は50mほどに連なり、壮観な祭りが楽しめるだろう」と木曽神輿会の皆さん。
担ぎ手には、木曽神輿会や友好団体のほか、都立町田総合高校の生徒も参加する。昨年も生徒たち10人ほどが参加し大神輿を担いだが、今年は女生徒も担げると今から喜んでいる。
箭幹八幡宮木曽町祭典は10月1日(土)に宵宮、2日(日)が本祭。宵宮は18時に万灯神輿が出発する。本祭は午前9時から式典が始まり、16時30分に宮入の予定。会場は忠生木曽会館。女神輿は2日14時30分ごろに大神輿と合流する。
木曽神輿会は「多くの皆さんの参加をお待ちしています。当日朝、受付して頂けましたら、担げますのでお気軽にお問合せ下さい。衣裳も用意しています。忠生木曽会館に8時30分までにお越し下さい。また大神輿と女神輿の競演もぜひ見に来て下さい」と呼びかけている。
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