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町田 トップニュース社会

公開日:2012.05.10

町田市
人身事故3割減目指す
数値目標、多摩地区で初

 町田市はこのほど、「町田市交通安全行動計画」を策定した。これは市内の交通事故による人身事故の傾向を踏まえた事故件数の削減目標値と重点課題を設定するもので、年ごとに数値削減目標を設定したのは多摩地区で初めて。



 町田市内の交通事故(人身事故)件数は2000年の3254件から2010年の1693件と10年で大幅に減少している。市が策定した行動計画では2016年までに2010年の件数から3割減の1180件を目標値としている。



 目標を達成させるために市は、これまで交通安全推進活動を行ってきた警察や交通安全協会、PTA、老人クラブなど様ざまな関係機関や団体がこれまで以上に連携し、より効果的に課題解決するために協働して取り組める町田独自の交通安全計画を策定する運びとなった。



 市は交通事故による人身事故の傾向を二輪車、自転車、歩行者が重大事故の被害者になりやすく、全事故件数に占める自転車事故の割合が増加しているとし、また二輪車事故は東京都全体および近隣市で減少傾向にあるのに対して町田市では横ばい傾向にあるとしている。そのため、自転車レーン設置に向けた協議を警察及び地元と行い、2013年度から設置工事を行う予定。また幼児・児童用の自転車ヘルメットの普及活動に力を入れる。



 ほかにもドライバーへの交通安全啓発の強化、大学・高校、スポーツチームと協力して行う交通安全PRなど、様ざまな団体と協働で交通事故による人身事故減少を目指す。

 

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