桜美林大ボラ団体 学生主体の啓発が評価 性感染症に取り組む
性感染症(STI)について啓発活動を行っている桜美林大学の学生ボランティア団体「STI-LP(ラーニングプロジェクト)」の活動を紹介した発表がこのほど、全国大学保健管理研究集会で優秀演題の表彰を受けた。
桜美林大学では、4年前から町田市保健所と連携し、学園祭などでSTIに関する啓発キャンペーンを行っている。これまで保健所が主体となり、STIに関する知識を学生らに深めてもらおうと活動してきたが、昨年から学生が主体となり、クイズ形式やスタンプラリー、紙芝居の上演や啓発動画の上映など、学生目線で学生に向けたPRを行った。動画は学生たちが企画、撮影し、「なぜSTIに関する知識が必要なのか」を訴えかけた。
研究集会では、それらの活動を「学生主体・保健所との連携によるSTI(性感染症)啓発キャンペーン活動報告」と題して1枚のポスターにまとめ、団体を代表して石川彩季さんが発表を行った。数字データなどの調査発表が多い中、学生が参加する独自の取り組みや、学生による発表が専門家の評価を得て、優秀演題として表彰された。
12日に同大の李光一副学長より表彰状を授与された石川さんは「自分たち学生
の取り組みを外部から認められ嬉しい。性感染症というテーマがテーマなだけに、緊張したが、構えず、恥ずかしがらず発表できた。学生に『自分たちの問題』として、もっとアドバイスできるようになりたい」とコメントした。
全国大学保健管理研究集会とは、全国の大学保健管理施設に所属する医師、研究者、保健師、看護師らが一堂に会し、大学での保健管理に関する様ざまな課題をテーマに研究発表や討論を行うもの。今年は全国から900人以上が参加した。
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