意見広告 負の遺産を次の世代に残さないために 維新の党 衆議院東京都第23選挙区支部長 伊藤しゅんすけ
これほどまでに世界各地で政情不安や国民運動が同時多発的に大きく動いている時はこれまでにもなかったと思います。世界の警察とまで言われた米国の存在感が崩れるのと同時に、アジアを舞台に途上国の台頭も大きく影響し、それを取り巻く大国のパワーバランスが大きく変わろうとしています。人・モノ・投資の流動は益々激しくなり、時代感覚とスピード感が求められる時代です。
維新の党の根幹は、地域が独自色で切磋琢磨をし、それによって国力を押し上げる地方分権にあります。私は外国生活や国籍を越えた交流の中で、日本は時代の流れに乗り遅れつつあると感じてきました。その最も大きな要因は古い体質から抜け出せない規制や中央に集権し全国一律な統治機構だと考えてきました。
日本の現状は
アベノミクスは日銀の金融政策に頼り、株価と物価は上がりましたが、国民生活は、実質賃金や年金受給が下がり、個人消費も設備投資も減り、7〜9月のGDPは年率換算マイナス1・6%と予想を超えて大幅な落ち込みでした。私たちの医療費や介護保険料は上がり、消費税まで上がるなど国民負担は大きくなる一方で、議員定数の削減など政治家の身を切る改革は遅々として進んでいません。
改革勢力を結集
政府与党が推し進める原発再稼働や集団的自衛権の行使。はたしてそれは国民の為になっているのでしょうか。原発に依存せず、再生可能エネルギーで世界をリードしていく。原発が一基も稼働していない今こそ大きく転換をすべきです。
集団的自衛権には厳しい歯止めをかけるべきです。戦後69年間、日本は人道支援に徹し、自衛隊員が戦地で命を失うことも他国の方の命を奪うこともありませんでした。私たちはその歴史の重みを大切にし、二度と戦争をしてはならない強い思いを持たなければなりません。もし集団的自衛権を行使するならば、憲法改正をして、国連決議や国会の3分の2の賛成など、厳格な歯止めが必要でしょう。 また、税の仕組みを変え、140年続いてきた中央集権官僚体制を打破し、地方分権を実現すべきです。
現在の年金制度は破たんしていると言っても過言ではありません。私たちは積み立て方式への移行を提案しています。自分で納めたものを自分で受け取る持続可能な年金制度です。
私たちは次の世代に負の遺産を残さない責任と覚悟をもって取り組み、批判を恐れず、駄目なものには声をあげていかなければ日本の未来はありません。かつて米国の黒人リーダーは「沈黙は敗北だ」と訴えました。今、これからの日本の方向性を決める大事な時です。
|
|
|
|
|
|