町田市内で5館目となる子どもセンター「まあち」が4月30日(土)、町田地区・中町の税務署裏の線路沿いにオープンする。既存のセンターの経験を活かし、また地域住民の意見を反映し、基本計画に基づく新しい試みも導入した。市内で一番広いセンターの誕生に、町田地区の子どもたちや保護者は期待を寄せている。
子どもセンターは0歳から18歳までの子どもとその保護者が利用でき、放課後や学校が休みの日に、自由に遊んだり、のんびりしたりできる施設。また子育ての支援の場として、親子での遊びや子育てに関する情報の発信も行っている。
同センターは1973・6平方メートルと市内で一番広い延床面積に地上2階建の構造。カラフルに色分けされた館内には、中高生らがバンド練習などができる音楽スタジオ、一面鏡張りのダンスシアタールーム、ステージ付きでスポーツだけでなく様々な発表なども行える広い体育館、自由に料理ができるクッキングルームやいろいろな工具を揃えた工作ルーム、試験勉強など学習ができるコーナーなど、地域の子どもたちの声を反映させたスペースが作られた。
ほかのセンターにはないカフェも併設。「乳幼児のママさんが子どもを見ながらリラックスできるように。カフェと共同した事業展開も考えています」と栗原尚子館長は説明する。
また広々としたウッドデッキや光庭は館内にいながら安全に外での遊びができる。2階のテラスからは線路を走る電車が通るところが見え、「電車好きの男の子たちにはたまらないスポットになるかも」と栗原館長。
子ども委員会が活躍
「まあち」の名称は町田地区の小学3年生以上の子どもたちからなる「子ども委員会」が名付け親。「ま(●)ちだで」「あ(●)そぼう」「ち(●)ゃれんじしよう」の頭文字をとったもの。また、「あ(●)ゆむ」=成長の拠点、「あ(●)そぶ」=遊びの拠点、「あ(●)い」=子育て支援の拠点となり、「ま(●)ちだ」と「ち(●)るどれん」をつなぐ場所になるようにという地域の願いが込められている。音楽スタジオ=「まちおと♯&♭」、図書コーナー=「まちよみ」などそれぞれの部屋も同委員会が命名した。
同委員会は、同センターでのルールについて話し合いや、イベントの企画、実施を行うなど、利用するみんなが楽しめるセンターを作るために活動していく。 開館時間は午前10時〜午後9時まで。保護者同伴でない小学生は午後6時まで。休館日は毎週火曜日、祝日の翌日、年末年始など。
オープニングイベント
30日のオープン当日、町田地区子どもセンター委員会(大人と子ども)が主催の開館イベントが開催。
地域の子どもたちや地元団体によるダンス、コーラス、和太鼓、バンド、吹奏楽などのステージ発表に、空き缶タワーなどのゲーム、パンケーキ作りや工作コーナー、スタンプラリーも開催。またフライドポテトやわたがし、玉こんにゃくなどの模擬店(有料)も出店する。午前11時〜午後3時。入場無料。「駐車場がなく、駐輪場も限りがあるため、なるべく徒歩でお越しください」と栗原館長。
問合せはまあち【電話】042・794・7360へ。
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