強い勢力を保ったまま関東に上陸した台風9号は22日、道路が冠水し車が立ち往生するなど風雨により町田市にも大きな影響を与えた。台風が関東に直接上陸したのは2005年の台風11号以来11年ぶりとなる。
台風9号の接近にともない町田市は、22日午前9時に「避難準備情報」を発表した。続いて午後11時に土砂災害警報情報に伴う避難勧告を発令した。避難勧告を発令したのは2014年10月の台風18号以来、約2年ぶり。
風雨が強くなった町田市内では都県境を流れる境川が、町田市の観測所で「氾濫危険水位」を超えた。小山町の馬場信号付近の境川では近隣の住民が様子を見に来ていた。「橋げたまで水かさが上がったら、土のうを作くらないとな」と心配そうに話していた。
町田市内では避難所も開設され、午後2時時点では28カ所の避難所に255人が避難した。32人が避難していた忠生市民センターでは和室・多目的室を開放した。皆見洋三センター長は「朝から問い合わせがたくさんありました。若い子連れのお母さんが多く避難してきました。また地域の高齢者支援センターとも連携しており、高齢者が避難してきた際にはケアをしてくれることになっています」と話していた。子どもを連れた母親は「心細かったので、こういう場所があって安心でした」。
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