東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)は17日、田園都市線南町田駅周辺に公園と一体となった新たな商業施設の開発に着手すると発表した。2月12日に閉館したグランベリーモールの敷地を再整備するもので、2019年度の開業予定。商業施設は従前の2倍となる200店舗に見込み。アウトレットの拡充とともにライフスタイル提案型の物販や飲食店などを備える。
南町田駅周辺は、町田市と同社がまちづくりに関する協定を締結し、共同で推進している「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」に基づき、今回の発表となった。
計画では駅・公園・商業施設の周遊性向上および周辺環境と調和した商業施設を実現することにより、「にぎわいの創出」を目的にしたもので、買物空間や「遊び」「ライフスタイル」をテーマにした体験型施設など、豊かな自然を感じながら異なる楽しみ方ができる7つの広場で構成される。
南町田駅もリニューアルが行われ、ホームドアの設置も行われる。開業は2019年度になる見込みという。
同じく町田市も駅周辺の整備を進めている。2017年度予算案では、17億4600万円あまりを計上し、周辺道路の拡幅整備や南町田駅の南北自由通路整備事業などを行っていく。今後、鶴間公園の再整備なども実施し、「自然とにぎわいが融合した全国でも例のない魅力的な拠点空間として」再整備していく。2020年度までの総事業費は50億円ほどになる見込み。
町田市によると、2019年秋の街開きを目指して、商業施設、都市公園、鉄道駅、都市型住宅や、自由通路を含む歩行者ネットワークなどの一体的な再整備を図っていくという。
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