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鶴間公園 古墳〜奈良時代の住居跡 南町田再開発に伴う発掘

社会

掲載号:2017年3月9日号

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2人が覗いているのが住居跡(4分の1)。柵の右側がグランベリーモール跡地(3月1日)
2人が覗いているのが住居跡(4分の1)。柵の右側がグランベリーモール跡地(3月1日)

 市の南町田駅周辺再開発に伴い、公共施設の建設予定地である鶴間公園の一部で発掘調査が行われ、市内で999番目となる埋蔵文化財が出土した。3月1日、市内在住で重永・横田記念板碑研究所理事・中西望介さんとともに現地を訪れ、発掘調査を行う(株)四門の文化財調査員・板垣徹さんに話を聞いた。

 2月6日に開始された今回の調査では、鶴間公園の丸山峠と呼ばれる雑木林の高台約375平方メートルを2回に分けて試掘した。50cmほど掘り下げたところで、土器の欠片が出土し、竪穴式住居跡と思われる約4m四方の遺構が発掘された。板垣さんは「はっきりと柱の跡や竈(かまど)の跡がうかがえます。人工だと思われる溝も発掘された。水が流れていた形跡がないので何かしらの区画としての溝と考えられます」と説明。

 発見された土器からこの竪穴式住居は古墳時代から奈良・平安時代と考えられ、板垣さんは「土師器(はじき)と呼ばれる土器で主に生活用に使われたものでしょう。この場所の眼下にある『さわやか広場』はその地形や位置から池だったと思われます。水辺には集落ができると想像できます」と話す。土器片はこのあと整理作業をして復元することで、より具体的な年代がわかるという。発掘された遺構は調査後、詳細を記録し、埋め戻される。

 遺構の近くに年代の異なる幅1・5mほどの生活道路の跡も発掘された。道路跡は他と区別しづらいため残らないことが多いという。中西さんは「貴重なものが見られた」と喜んでいた。
 

土器の形状で時代が分かる
土器の形状で時代が分かる
住居跡に竈の跡がうかがえる(小室さん撮影)
住居跡に竈の跡がうかがえる(小室さん撮影)

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