2019年に日本で初めて開催されるラグビーワールドカップ。各国代表チームのキャンプ地招致を目指している町田市は、連続シンポジウム企画「ラグビーW杯2019を町田市から盛り上げよう」を企画し、5月28日に第一弾として講演会「ラグビーW杯が日本にやってくる!その時町田市は…」を和光大学ポプリホール鶴川で開催した。
アジアで初となるラグビーW杯2019。日本も含めて20ケ国が参加する。試合は東京スタジアム(調布市=味の素スタジアム)や横浜国際総合競技場(日産スタジアム)など全国12会場で行われる。開幕戦は9月20日に東京スタジアムで、決勝戦は11月2日に横浜国際総合競技場で予定され、この約7週間で48試合が組まれる世界三大スポーツイベントの一つ。
町田市は試合会場の近郊にある立地環境や、これまで南アフリカ強豪チームの試合を誘致した実績などをアピールしながら、キャンプ地招致を進めている。日本ラグビーフットボール協会によるキャンプ候補地の選定結果は今年の夏ごろに発表される。
町田市は市民の気運を盛り上げようと、ラグビーW杯に向け連続シンポジウムを企画。第一弾として講師に明治大学やサントリーそして日本代表としても活躍し、地元ラグビーチーム「キヤノンイーグルス」の監督を歴任した永友洋司氏(同協会男子15人制日本代表強化副委員長)と、ラグビーW杯2019組織委員会の牧野美則氏(戦略・レガシー局長)を招き、「ラグビーW杯は日本に何をもたらすか」「キャンプ地の役割」をテーマに講演会が行われた。
講演の中で、日本で開催できる意義やラグビー普及による今後の可能性などに言及。これまでラグビーW杯はラグビー伝統国でしか開催しておらず、日本開催は伝統国以外で初となる。
W杯期間中は、試合会場やキャンプ地のほか、パブリックビューイングやイベント会場などに世界各国から40万人が訪れ、経済的な効果はもちろん活発な地域交流も期待されている。キャンプ地を希望している町田市に対して「町田市が世界にどんなことをアピールできるか、町田市にどんなことを遺せるかを考えて欲しい。目に見えるものだけでなく、ラグビー文化の継承や、おもてなしなど目に見えないものも必要」と期待を寄せた。
永友氏はミスターラグビーと呼ばれ日本のラグビー文化をけん引してきた平尾誠二さんと「『日本で開催して良かった』と言われるような大会にしたいな」と生前に交わした約束を披露し、多くの人の想いがこの大会に込められていると話していた。
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