検証運行に使用されるワゴン車（ステッカーの貼付により外装を変更する予定）＝町田市提供
町田市は12月18日（月）から小山田桜台〜小田急線唐木田駅・多摩南部地域病院へワゴン車での検証運行を実施する。この検証で将来道路が整備されたときに速やかに路線バス化を図ることを目指すという。合わせて市内初の乗り継ぎ割引制度を導入するための試みも行う。
市にはバスの路線を新設してほしいという要望が多く寄せられており、バス事業者と協議している。しかし、走行環境や利用者数などが課題となって、実際には運行まで至らないというのが実情だ。
「検証運行」とは新規路線の事業継続性を検証するために、市が運行経費の一部を補助して試験的に一定期間バスを運行させるというもの。今回はバス車両が走行できない区間で試験的にワゴン車を走らせる。運行区間は小山田桜台から多摩南部地域病院まで。【1】小山田桜台、【2】桜台入口、【3】清住平、【4】大泉寺、【5】山の端、【6】大善倶楽部、【7】山中集会所、【8】唐木田駅東、【9】多摩南部地域病院のバス停に停車する（【1】【6】【7】は検証運行用の新設バス停）。土曜、日曜、祝日と29日（金）〜来年１月３日（水）は運行しない。
ワゴン車はトヨタ・ハイエースで乗客定員10人（車いす利用者乗車時は７人）。運賃は乗降区間に応じ大人２００円または３００円、小児と障害者手帳を持っている人は１００円。
また、小山田桜台で路線バスからワゴン車もしくはワゴン車から路線バスに乗り継ぐ人は１００円で乗車できる。この事業の中で市内初の乗り継ぎ割引制度を試験的に導入することで、バスの乗り継ぎ施策の促進を図る。市によれば運行期間は来年３月30日（金）までを設定しているが、その後も継続させる予定だという。
運行に関する問合せは町田市都市づくり部交通事業推進課【電話】０４２・７２４・４２６１。
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