学校法人桜美林学園(佐藤東洋士理事長・学園長)は、2020年4月に延べ約2・2万平方メートルの新キャンパスを本町田に開設し、現在、町田キャンパス(常盤町)にある芸術文化学群を移転する予定としている。15日にはその建設計画地で、(仮称)桜美林大学本町田キャンパスの起工式が執り行われ、同学園や建設会社等の関係者が出席し、学園の新たな門出を祝った。
建設計画地は廃校になった本町田中学校・本町田西小学校の跡地(本町田2591の3、2600の4)。同学園が町田市から50年の契約で借り受けたこの広大な土地に建てられる延べ約2・2平方メートルの新キャンパスには、演劇、ダンス、音楽、ビジュアル・アーツなどを学ぶ芸術文化学群(学生、教職員など約2000人)が移転。教室棟、スタジオ棟、音楽棟、劇場・ホール棟、管理棟などの施設が整備され、2020年4月に開設される予定。第2期工事となる劇場・ホール棟は翌2021年4月に開設予定。基本設計はこれまでにも同大チャペルなどを手掛けてきた(株)一級建築士古橋建築事務所が行い、実施設計は鹿島建設(株)が担う。
芝生広場を中心に東西に伸びやかに広がる3階建ての校舎を配置。地域に開かれた中央広場、東側広場を計画しており、地域活性化の起点となる新たな街並みが形成される。隣接する山崎団地地区の高齢化・過疎化が課題となるなか、佐藤理事長は「新キャンパスが建ち、学生が集まることでこの地域の活性化に繋がれば嬉しい」と話し、同大学の畑山浩昭学長は「単に施設の開放という事だけでなく、地域連携プログラム等を通じて、人と人との交わりを作っていければ」と話した。
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