能ヶ谷に本社を置く株式会社ジャパンマシニスト社(中田毅代表取締役)がこのほど「第35回梓会出版文化賞」を受賞。優れた出版活動を行っている出版社を激励する同賞の受賞に関係者は喜ぶ。鶴川駅前にある啓文堂書店鶴川店(マルシェ2階)では2月21日から特設コーナーが設けられ、同社の刊行物約200点を手に取ることができる。
1958年に先代が機械工学系の専門書からスタートした同社。現在は子育て・教育関連本「ちいさい・おおきい・よわい・つよい(ち・お)」(1993年創刊)と「おそい・はやい・ひくい・たかい(お・は)」(98年創刊)という定期刊行物が柱となっている。通巻書名には、子育てや健康観についての常識を見直す意味が込められ、いずれも100号以上続く。
小児科医や児童精神科医、小学校教員など専門家である編集協力人と子育て中の編集スタッフの協働により、これまで500を超えるテーマを編んだ。「発達障害」や「予防接種について」「香害」など時流に合わせたものを独自の哲学で編集している。また編集協力人や筆者ら専門家による講座を開いたり、インターネットでの「子育て相談」などを開催したりするなど、専門性の高い内容を身近なものとして親たちに伝える役割を担っている。
1月に都内で行われた贈呈式で中田代表は「我々の本の主役は子育ての当事者である親と子ども。専門家はあくまでもお手伝いと肝に銘じて本を作っています」とコメント。選考委員を務めた文芸批評家の斎藤美奈子氏は「子ども達を取りまく教育環境が良好とはいえない現在、独自の視点で子育てや教育関係を語る雑誌が存在することの価値は計り知れない」と評した。
地元書店に特設棚
啓文堂書店鶴川店では同社の刊行物のほか、鶴川関連書籍などをまとめた「つるかわフェア」を開催中(4月中旬まで)。フェア期間中に同社の子育て本を購入すると、3月21日(土)・29日(日)に和光大学ポプリホール鶴川で開かれる「子育て講演&相談会」の参加券が進呈される(各日先着18人)。
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