新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい経営環境に置かれている市内のタクシー会社と飲食店がタッグを組み、弁当などのテイクアウト商品をタクシー会社が代行して購入者のもとに運ぶサービスが始まっている。
東日本タクシー(株)(稲垣誠代表取締役)は5月4日から「タクシーデリバリー」をスタートさせた。利用者が同サービスの登録店に電話で注文し、店が同社に配達を依頼。ドライバーが商品代を立て替え、購入者の自宅へ商品を届ける。購入者が商品代と配達料を支払うという仕組みだ。
地域密着で営業を展開している同社。コロナ禍において、いち早く同サービスを考案した。タイミングよく国土交通省から有償運送の特例措置の許可が下り、即時に取り掛かったという。「自分たちも大変だが、テイクアウトを利用したい人とデリバリーできない飲食店の懸け橋になれば」と同社の佐藤大輔さんは話す。
現在はラーメン蔵屋(森野6)、くいもんや満月(森野1)、Bistoro Chez Riki(原町田3)、喜DoI楽(森野1)、中華DINING BAR SUU(森野1)、イタリア食堂エルヴェッタ(森野1)の計6店が登録。各店のメニューや連絡先は同社が運営する情報サービス「町トレ(http://machitre.com/special/)」に掲載されている。
配達料は店から2キロ圏内が570円、3キロ圏内が800円、4キロ圏内が1000円、4キロ以上は要問い合わせ。「ウーバーイーツのエリアより広範囲なので、今まで頼みたくても頼めなかった人たちにも配達できます」と佐藤さん。「登録は無料で配達料の店舗負担もありません」と小山町〜相原エリアを除く市内の飲食店を対象に登録希望店を募っている。実施は9月末までの予定。配達エリアや事業の詳細・問合せは同社ホームページか【電話】042・792・7777へ。
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