町田市内で1月〜7月に発生した交通死亡事故件数が、昨年の同時期と比較して大幅に増加している。コロナ禍における自粛生活の影響で交通事故の発生件数や軽傷者数は大きく減る中、死者数と重傷者数はプラスに転じた。こうした状況を受け、市や警察署では注意を呼び掛ける。
事故件数は減
町田警察署管内(相原町や小山町など南大沢署管内を除く)では7月に入り、右折車両と直進バイク、トラックと歩行者の事故など3件の重大事故が発生。バイクを運転していた男性や歩行者の女性が亡くなっている。
市内では昨年同時期の発生件数は514件で死者数1人、重傷者数7人、軽傷者数556人だった。今年は7月末の状況で発生件数は358件(前年同期比156件減)だが、死者数5件(同4人増)、重傷者数9人(同2人増)、軽傷者405人(同151人減)となっている。
「二輪車」「高齢者」
町田署管内では、交通死亡事故「0」を約8カ月間続けてきたが、7月の事故で記録が止まった。いずれも二輪車と高齢者が絡む事故だ。交通課長の丸山佳高氏は「二輪車が走りやすい季節なので交通量も増える。また、町田市は高齢者率が高いため、必然的に被害者になりやすい」と話す。夏休みが明け小・中学校の登下校もあり、特に横断歩道前での減速など、安全確認の徹底が必要と呼び掛ける。
市では広報等を通して車やバイクに乗るときに必要な安全確認、歩行中の注意点を上げ、交通ルールやマナーを守り、交通事故を未然に防ぐように注意喚起する。
啓発活動の一環
市内在住の65歳以上を対象にした「高齢運転者安全運転教室」が9月17日(木)に行われる。町田ドライヴィングスクールを会場に、講話や適性検査、実車走行などを実施。申込みは8月31日(月)までにイベントダイヤル【電話】042・724・5656で。定員12人。10〜12月にも予定。
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