コロナ禍で延期や中止となっていた市立小・中学校における宿泊行事。町田市教育委員会は学校と協議した結果、11月以降に延期としていた「小学校第6学年の林間学校」および3月実施予定の「中学校第3学年の修学旅行」について、新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じた上で実施することを決定した。
学校外で自然保護や文化財の重要性、また集団行動や共同生活を学ぶ大切な場となる修学旅行や林間学校。例年7月〜10月に実施していたが児童・生徒の安全や、宿泊先などへの感染拡大防止などを最優先し、中止や延期が決定していた。市教委は10月に入り、日本政府によるGoToトラベルキャンペーンなどでの県をまたいだ移動などが緩和されてきた現状を鑑み、各最終学年においてのみ宿泊行事の実施を決めた。
市内全42校の小学校では11月〜2021年2月の間に実施する。行き先は栃木県日光市や山梨県の河口湖など学校により異なる。
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小山中央小学校(岡部ひとみ校長)では10月22日にも、2週間後に林間学校を控えた6年2組の児童が日光についての「調べ学習」を行った。当日の行動をともにする班ごとに分かれ、五重塔、三猿、眠り猫など、先生によって選出された7カ所の名所を一人ずつ分担し、それぞれ1ページずつの資料を作る。クラス全員分をまとめ、当日の行動に役立てるオリジナルのガイドブックを作成していく。張り切って学習していた男子児童の一人は「コロナで難しいと思っていたけど、行けるようになって嬉しい。日光の自然や東照宮など調べたものを現地で見て、家族に伝えたい」と期待を膨らませた。
なお小学校第5学年の川上村移動教室や中学校第1・2学年の移動教室、9・10月実施予定の中学校第3学年の修学旅行、特別支援学級の宿泊行事は中止となった。
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