町田市内150の歯科医院からなる公益社団法人東京都町田市歯科医師会(長崎敏宏会長)は、市民の健康増進や口腔機能向上を目的に町田市などと協働でさまざまな事業に取り組んでいる。2020年に就任した長崎会長に話を聞いた。
――コロナ禍での治療、健診について教えてください。
「まだまだ収束の目が見えてきませんが、もともと歯科は新型コロナウイルスに限らず感染症対策は万全です。歯科診療を行うのに消毒や滅菌が必須だからです。それぞれ換気対策にも十分気を付けておりますので安心して通院してください。それよりもコロナを恐れて外出を控え、治療を中断してしまうことの方がリスクとなります。引き籠ってしまうことで社会と断絶したり、体力も落ちてしまいます。認知症へのリスクも高まります。絶対に中断しないでほしいです」
――歯周病が認知症の原因になるとも言われていますね。
「その通りです。歯周病の予防が認知症の予防にもなるのです。71歳以上の人が対象の高齢者歯科口腔機能健診は歯周病の検査のみならず口腔機能検査も行っております。口腔機能の低下により食事も知らずのうちに食べやすいものばかりになってしまい栄養が偏ってしまいます。身体の健康を口からチェックする役割ですので、年に一度の受診をお勧めします」
――歯科医師会独自の取組を教えてください。
「高齢者同様に力を入れているのが障がい者診療です。障がい者診療所より年間10〜11施設の障がい者施設を対象に歯科検診に伺っております。一つでも多くの施設に伺いたいのですが人材の確保や日程の調整が難しく今後の課題です」
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