玉川大学(小原芳明学長)が1月18日、4月から運用を開始する新校舎「Consilience Hall 2020」の竣工式を行った。同校舎はSDGsを意識した環境を整備し、主に工学部・農学部・芸術学部が共有する基礎実験の拠点として活用される。
竣工記念講演には秋山仁東京理科大学特任副学長が登壇。「芸術と数学 未来を拓く」と題し、手作りの道具を使いながらアートと数学の関連性などをわかりやすく語った。
メディア向けの内覧会では、さまざなま実験のニーズに合わせ稼働できる実験台が配置される実験室などを設計スタッフが同行して公開。道路に面した1階には陶芸、絵画、工作などのものづくりができる各工房を設置され、作業風景を見ることもできるという。「総合大学では珍しいガラス工房には溶解炉を設置し、本格的なガラス制作にも対応します」と広報課の金子勲課長。
LGBTに配慮
光や風を効率的に取り入れる外装デザインが特徴。一般的な理工系大学に比べて一次エネルギー使用量を20%削減し、省エネ設計等、SDGsを意識した校舎環境を整備。また、LGBTに配慮し、男子・女子トイレ側に多目的トイレを設置し、節水型衛生器具で水資源を70%削減する。
新校舎の運用開始により、同大が2009年から進めてきた5つのホールからなる異分野融合の人材育成の場「ESTEAMエリア」が完成したことになる。
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