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公開日:2026.07.30

団地いちょう通り 街路樹54本が枯れる 町田市の作業が原因

  • 葉を落とした街路樹。通りの両側とも枯れた

    葉を落とした街路樹。通りの両側とも枯れた

  • 街路樹54本が枯れる (写真2)

  • 街路樹54本が枯れる (写真3)

 団地いちょう通り(町田439号線)の今井谷戸交差点周辺で街路樹(イチョウ)54本が枯れてしまっている。市が別作業のために使用した除草剤が原因であることが、今月明らかになった。

 街路樹が枯れているのは団地いちょう通りの千代ヶ丘入口交差点から藤の台団地までの約870mの区間。同区間以外のイチョウはこの時期、青々と葉をつけているが、この区間では両側とも葉を落とした状態となっている。

 町田市は5月初旬に市民からの通報で街路樹の状況を把握し、調査を行っていたという。その結果、除草剤の成分である「グリホサート」が検出され、市の作業が原因であると判明した。

 問題の作業が行われたのは今年2月。同区間にある一部の街路樹を伐採した際に、切り株から生える新芽を防止するため除草剤「ラウンドアップマックスロード(日産化学株式会社)」を断面に塗布した。この成分が切り株の根に伝わり、さらに地中の根の癒合部から健全な木にも伝播したと見られるという。作業は道路維持課の直営によって行われた。

 市は本紙の取材に対し「切り株と健全な樹木は6〜9mほど離れており、根の癒合を予測することは困難だった」と説明した。ある専門家はこれについて「珍しいケース」と話す。樹木を専門に扱う業者でも掘り返して癒合を確認するようなことはなく、町田市の作業に大きな問題はなかったとする。

回復は見込めず

 現状、街路樹はほとんどの葉を失っている状態。回復の見込みはなく、今後伐採作業が行われる。その後2027年度に新しい木が植えられる予定。現時点では強風にさらされても急な倒木の恐れはない。市は「周辺住民の方々には、ご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます。今後は、樹種ごとの特性を十分に理解したうえで維持管理作業を行います」とのコメントを発表した。

住民「ショック」

 団地いちょう通りは木曽西から藤の台を通り大蔵町へと続く道路。団地や住宅街が多く、バス通りでもある。今回街路樹が枯れた場所の近くに住んでいる男性によるとイチョウ並木は55年以上前の住宅地造成当時からあり、地域住民が銀杏を拾うなど親しまれてきたものだという。「枯れていることに気付いたのは5月末くらい。虫の影響かと思っていたため、除草剤によって枯れたというのは意外だった。急に枯れたのでショックだった」と落胆していた。

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