町田かたかごの森(山崎町)の管理棟「かたかごの家」の解体と新設工事がこのほど完了し、シーズンを前に駐車場も整備された。例年、カタクリの花が開花する4月上旬に約10日間だけ無料で開園する同森。施設は来園者の休憩所としても利用されるが、今年はコロナ禍の影響もあって開園期間については準備中となっている。
「今回の新設工事は建物の老朽化と今後実施される目の前の道路の拡張に伴うもの」と都市づくり部公園緑地課の田中俊太郎主事。以前あった場所から少し奥に移設した建物は、白を基調にした小屋のような外観で車いすでも入れるようにスロープを設けた。「かたかごの家」の木製看板は旧建物から引き継がれ、中には開園期間の休憩や管理団体が利用する部屋があり、障害者等にも対応したトイレを設置。室内にはポスターやさまざまな情報を掲示するスペースも用意したという。車が3台程度止められる駐車場は舗装整備された。通常は閉鎖しているが、開園期間中は一般も利用できる。
野草が多く自生
雑木林に囲まれた山の斜面にカタクリをはじめ、イチリンソウ、ヒトリシズカなどの多摩の自然を代表する野草も多く自生。毎年、開園期間中には約1000人が来園する人気スポットだ。今年は野草茶の提供、ボランティアによる花の案内などを自粛し、見学だけに限定して開園するか調整中。今後、同森を中心になって管理している「町田かたかごの森を守る会」とも協議の上、決まり次第、市のホームページで案内される。問合せは公園緑地課【電話】042・724・4399(平日のみ)へ。
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