コンサートプロモーターや元劇団四季団員のダンスインストラクターなど様々な職業の人たちが2月9日、市立金井中学校(仙北屋正樹校長)に登場し、特別授業を行った。
これは同中が力を入れるキャリア教育「職業人の話を聞く会」の一環。専門的な職業に就く人たちから仕事の話を聞き、その人の職業観に触れ、生徒が自分の生き方を考えるきっかけとするものだ。
コロナ禍で実施が危ぶまれたが、地域に住む専門家ら7人が協力。授業は教室を分け、受講人数を制限して行われた。
講師の一人、フリーアナウンサーの宮津みどりさん(市内在住)は、出身の福島での局アナ時代を振り返り、生放送で苦労したことや自分の話で反響が変わることなど仕事のやりがいについて話した。またニュース原稿を読む時と、吹替の時の声の出し方の違いなどを講義すると、生徒らはプロの技に感心した様子を見せた。生徒を代表してアニメキャラクターの声を出す体験をした松本音(まおと)さん(13)は「キャラクターになり切って声を出すのは難しかった。将来CAになりたいので、言葉の影響力や笑顔でいることの大切さを学べてよかった」とコメント。
ほかにユーチューブを作る映像プロデューサーやプラネタリウム解説員など、珍しい仕事の話に生徒らは耳を傾けた。
金井中では地域人材を活用し「働くことの意義」「仕事のやりがい」「人との関わり合い」を3年間で計画的に学ぶ。
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