町田の老舗ジーンズショップ、マルカワ町田本店(原町田)が3月21日(日)、46年の歴史に幕を下ろす。子どもから大人まで「ジーンズ買うならマルカワ」と、ジーンズ文化の発信基地として愛され続けた。
「会社としてぎりぎりまで考え、苦渋の決断でした」と話す店舗運営部の大和田宏部長(48)はジーンズ好きが高じてアルバイトとして18歳で入社し、勤続30年になる。バブル期には市内外から人が押し寄せ、ジーンズが今の5倍を超える1日100本以上売れたという伝説的な話を先輩社員から聞いた。取り扱うメーカーの種類の多さや豊富な在庫は近隣では随一だった同店。大和田部長もケミカル加工やスキニーなど、時代によって変わる流行の遍歴を見てきた。「ジーンズに詳しいスタッフがいたので、スタッフを指名して買い物に来る人もいました」と昔を懐かしむ。
将来復活の可能性も
急きょ閉店が決まったのが2月中旬。少しでも良くなる兆しが見られれば継続させる方向だったが、コロナの影響を避けることはできなかった。今後、同店はECサイトやファミリー層が多く来店する郊外の湘南店などに注力する。
町田本店の営業は3月21日(日)まで。ただし本店は町田にこのまま残し、本店ビルも手放さずに状況によっては店舗を復活させる可能性を残した。「ぜひ最後の思い出にお越しください。スタッフ一同、楽しみにお待ちしています」
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