鶴川在住の牛島敏裕さん(61)が2020年11月に福岡県で行われた「第32回全日本ベンチプレス選手権大会」、今年3月28日に兵庫県で行われた「第21回ジャパンクラシックマスターズベンチプレス選手権大会」の両大会で優勝、それぞれで日本新記録を樹立した。
ベンチプレスとは、ベンチ台の上に仰向けに寝た状態でバーベルを持ち上げる競技。年齢と体重ごとのカテゴリーがあり、牛島さんは60〜69歳の「マスターズIII」で、体重74・01kg〜83kgの「83kg級」に出場した。
「全日本〜」では、ベンチシャツという専用の服を着る「フルギア」でこれまでの記録を3年ぶり、24kg更新する235kgを上げて日本新。「ジャパン〜」では専用服を着ない「ノーギア」で170kgを上げて2年ぶりに4kg更新した。それぞれの成績は世界の同カテゴリーの中でも最高記録で「非公式ですが世界記録です」と牛島さんは話す。
いざ世界大会へ
37歳でヘルニアのリハビリのために通い始めたジムでベンチプレスの楽しさを知り、この世界にのめり込んだ。公式大会で数多くの好成績を残すも07年の都大会での優勝を最後に、自身の手のケガや息子のサッカーの応援に夢中になる等で、一時競技から離れていた。
手の痛みがなくなったのと、孫が生まれたことをきっかけに58歳で競技を再開。11年のブランクを感じさせない成績を残し、再開後3年で世界大会への挑戦権を得た。牛島さんは、10月にカザフスタンで行われる世界ベンチプレス選手権大会に出場する。「そこで正真正銘の世界記録を出しますよ」と意気込んだ。
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