町田市に公認されている私立幼稚園が加盟する「町田市私立幼稚園協会」は、子どもたちの教育環境の向上や保護者の子育て支援に対して、情報を共有しながら積極的に取り組んでいる。就任2期目を迎えた小林司会長(学校法人慶性寺学園けいしょう幼稚園園長)に話を聞いた。
新たに日本聾話学校(野津田町)の幼稚部が入会し、38園が加盟する同協会。子どもたちのことはもちろん、保護者に向けた勉強会などにも力を入れる。また、保育の無償化等、新しい幼稚園制度の情報をいち早くキャッチして園同士で共有。小林会長は「コロナ禍で直接顔を合わせる機会は少なくなったが、リモート会議システムを使いながら定期的な情報交換は行っていきたい」と話した。最近では職員に対する早期ワクチン接種の要望書も共同で提出。
昨年に続くコロナ禍の中、少しずつ園の行事に動きが出ている。人数制限を設けたり、ウェブを活用するなど中止にしない選択肢が増えた。「プールは無理でも水遊びで夏を感じることもできます」。これまで漠然と行ってきた催しに対する見直しや、季節の行事が何のためにあるのかを深く考えるきっかけになったという。
園選びで大切なこと
小学校や中学校でタブレットが支給され、今後は幼稚園でもそうしたデジタル機器に対応した指導も必要だと考える。小学校へのスムーズな移行は、幼稚園の役割の一つ。コロナ禍で保護者と園の関わりが増えている。「園に関心を持ってもらうのはとても良いこと」。来年の入園に向けて、今から幼稚園選びをする人には「HP等で情報を入手できますが、説明会や見学会などに参加して、それぞれの園の雰囲気を感じてほしい」とメッセージをおくる。
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