東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を機に、「町田市のホストタウンである南アフリカとインドネシアを盛り上げよう」と(一財)町田市文化・国際交流財団がさまざまな催しを行っている。7月24日には都立町田総合高等学校で華道を学んだ生徒らが、両国をイメージした生け花で町田市民ホールの入り口に迎え花を作った。
今年度から「地域探究推進校」の指定を受けた同校。地域の専門家や市民と連携し、生徒自らが課題を設定して解決する能力の育成を図る取組みが始まった。
その一つとして、生徒が「迎え花 By MACHISO」と題して華道を探究。草照流の家元、藤澤照瑛さんの指導の下、アフリカ日本協議会の代表理事やインドネシア出身の和光大学の教授から話を聞いて両国の情報を集めた。生け込みを行ったのは3年生の上村(かみむら)さん、山縣(やまがた)さん、椋尾(むくお)さん、下保(かほ)さんの4人。国内では見かけない珍しい現地の花や、飾りつけで両国を表現し、数多くの花で多民族性を盛り込んだ。上村さんは「直接会うことは難しいけれど、日本に来てくれてありがとうの思いを伝えたい」と作品に歓迎の気持ちを込めた。
展示は7月末まで予定
「とても良い経験になった」と言う椋尾さんは学んだ華道を活かすために迎え花づくりに参加。指導した藤澤さんは「若い感性があふれる斬新な作品は自分も勉強になった」と目を細めた。園部直美副校長は「生徒たちが協力し、素晴らしい作品を作り上げることができた」と称えた。今月末までの予定で来館者の目を楽しませている。
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