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町田版 公開:2021年9月2日 エリアトップへ

敬老特集 夫婦で元気に歳重ね 浅岡金治さん100歳

社会

公開:2021年9月2日

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似顔絵スタンプが押された手ぬぐいを手にする浅岡さん(中央)
似顔絵スタンプが押された手ぬぐいを手にする浅岡さん(中央)

 市内能ヶ谷在住の浅岡金治さんが8月25日に100歳を迎えた。浅岡さんは1921(大正10)年生まれ。国家公務員として定年まで働き、戦中戦後の日本を支えてきた。鶴川では自治会や福祉団体、老人会、教育関係など様々な分野で役員を務め、75歳で勲四等旭日小綬章を叙勲している。

 浅岡さんの多くの活動のなかの一つが社会法人悠々会「おとなの学び舎・悠々学園」だ。地域の高齢者たちが生徒となり、脳トレや健康体操、講義などを行う学校で、浅岡さんは2011年の創設当時から校長を務め、今でも時には自ら講義する。かつて厚労省で戦後の混乱の中から児童福祉法の創設に関わり、戦災孤児を救済のためにGHQと掛け合った話などは「みんな目を輝かせて聞いてくれる」という。また現在はコロナ禍で中断しているが、16年からは近所にある鶴川第二小の教室を借りて、同学園平和台教室「7年1組」をスタートさせた。校長として、時には講師、時には生徒として参加。鶴二小の児童たちとも交流し、今年2月には市教育委員会から感謝状が贈呈された。

自宅でしっかり生活

 浅岡さんを支える妻の政江さん(95歳)は筆の達人で、かつて大勢の生徒に書道を教えていた。18年に居住する平和台地区に夫婦で趣味とする社交ダンスの会を立ち上げるなど、地域活動にも意欲的で、コロナ禍にもめげずに夫婦二人で自宅でしっかりと生活している。

 悠々学園運営NPOの代表や高齢者支援センターのケアマネらが誕生日の8月25日に浅岡さん宅を訪れ、浅岡さんに花束と似顔絵をあしらった手ぬぐいや寄せ書きのプレゼントを贈呈した。浅岡さんは「大変嬉しい。100歳まで本当にいろいろな大変なことがあった。今もコロナで大変だが、多くの人に生かされていると感じている」と感謝を述べていた。

 市内の100歳以上の高齢者は8月末現在で86人。最高齢は108歳。

関係者からのお祝いメッセージ
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寄せ書きを読み、喜ぶ姿も
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