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公開日:2022.01.20

選挙契機に地域盛り上げ
「投票所はあっち」の矢印掲げ

  • これまでに撮影した写真を矢印パネルを掲げる北村さん

  • 店内に貼られた選挙割のポスター

 任期満了に伴う町田市長選挙・市議会議員選挙まで残り一カ月となった(2月13日告示、20日投開票)。選挙の投票率向上を目的として全国的に展開されている「投票所はあっちプロジェクト」の町田版が1月15日から開かれている。選挙をきっかけに、自分の住む町に興味を持ち、盛り上げたいという人の繋がりを広げる狙いがあるという。

 同プロジェクトは特定の政党を応援するのではなく、考え方や意見の違いを越えて、同じ市や街で暮らす人たちが自分たちの社会のあり様について「ともに考える場」を作ることが目的。「投票所はあっち。」や「手ぶらでも、投票できます。」などのキャッチフレーズが入ったカラフルな矢印型のパネルを掲げ、「選挙があるんだよ、投票所はすぐそこだよ」という”選挙の風景”を作り、誰でも気軽に参加できる空気を作ろうとするもの。その町田版となる「投票所はあっちプロジェクトinまちだ」ではインスタグラムやフェイスブック、ツイッターなどSNSで、矢印パネルを持った町田の人たちの写真を公開していく。

 発起人で市内在勤の写真家・北村友宏さん(=人物風土記で紹介)がすべての写真を撮り、掲載する。2021年10月の衆議院選挙では、145人が撮影に参加した。北村さんは「より気軽に、楽しい写真を通して共感が広がることで、小さな変化が起きていくことを期待しています」と話す。「この取り組みは社会運動ではなく、あくまでもパフォーマンスアートの位置づけです。町田で活躍している人を順番に紹介していきますので、面白い人がいるな、町田は面白いなと思ってもらい、結果として選挙の敷居が下がればいいなと思います」と北村さん。インスタグラムは「touhyoacch.machida」。

「選挙割」で啓発

 本町田の町田焙煎珈琲ヒルズ珈房(かぼう)の岡健司社長は2月13日〜20日の選挙期間に合わせて「選挙割」を開催する。店内の値引き商品を除いて全品10%オフに。投票したことが分かる画像を自撮りしてSNSに「#投票済み」で投稿し、店で投稿画面を見せること。または、投票所でもらえる投票済証明書を提示することが割引の条件。期間中は何度でも利用可。

 岡社長は「自分の街の選挙だと意識してもらいたい。投票率を上げることは民意に寄ることと考えています。投票に行くきっかけの一つにしてもらえたら」と話す。

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