町田青年会議所(市川展久理事長)が5月14日、青少年育成の一環で新しい催しを行った。小学生に人気のゲーム「マインクラフト」の教育的効果に着目し、デジタル空間で未来の町田の街づくりに挑戦。子どもたちは楽しみながら、地元の街づくりについて考える機会となった。
「親子で創ろう町田の未来!〜マインクラフトで未来建築へ〜」と題したこのイベントは例年開催されていた「わんぱく相撲」に代わって企画されたもの。コロナ感染対策を考慮しインターネットを使ってオンライン上で集まれる催しとした。
配信会場となったのは、日ごろからマインクラフトをプログラムに取り入れているSKY学童(相模原市)。ビデオ会議システム「ZOOM」を利用して配信し、50組の親子およそ100人が参加した。講師によると、ゲームには強い目的意識があり、ルールが明確で自発的に取り組む点などが、教育的効果につながるという。加えて、マインクラフトは費用や時間に縛られずに想像力や創造性を養えるとされる。
参加者は、与えられた区画で自宅づくりに挑戦。ツリーハウスや空に浮いた家など、想像力豊かに未来に住みたい家を造った。その後、町田市役所の政策経営部企画政策課から山岸直樹さんが講師として登場。2040年に向けたまちづくりの計画「まちだ未来づくりビジョン2040」を紹介した後、参加者はチームに分かれてモノレールが敷かれた「2040年の原町田大通り」で何を建築するか相談。チームごとに商業ビルや遊園地と動物園が一緒になったテーマパーク、巨大なすべり台がついたプールなどを制作した。
参加した藤井俊太朗くん(10)は「家づくりも楽しかったけど、友達と相談して協力して作る街づくりも楽しかった」と話していた。
市川会長は「プログラミングなど考える力を養うだけでなく、いろんな人と一緒に楽しむ機会にしてもらいたかった。秋には第2弾も計画しているので、楽しみにしていてほしい」と話した。
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