町田青年会議所が初の試みとして、優れたSDGs施策に取り組む市内近隣企業を表彰する「まちだSDGsアワード2022」を行う。現在、参加企業を募集中。同会議所内に設置されているアワードを運営する「ビジネス×SDGs推進委員会」の井之上健浩委員長は「応募をきっかけに、企業活動を今一度考えるきっかけにしてもらえれば」と話す。
同会議所は町田市と「SDGs協働推進に関する協定」を結んでおり、今回のアワードは町田市との共催。持続可能な地域づくりのため、SDGsの認知度向上と理解促進が目的。120社からの応募を目標に参加を呼び掛けている。
井之上委員長によると、同会議所が市内でSDGsの推進を図ろうとしたところ、言葉は知っているが、取り組みまではたどり着いていない企業や団体が多いことに気付いた。特にネックになっていたのは「SDGsは大企業のもので、中小企業が取り組むメリットを感じられない」という理由。そこで、表彰制度を設けることで意義ややりがいを感じ、また、企業PRやブランドの構築にも役立ててもらいたいと考えたという。「新卒世代には、応募する企業がSDGsに取り組んでいるかを志望理由にする学生もいる。人手不足解消につながる可能性もある。やらなくても損はないけど、やれば得をすると思って、皆で取り組んでいければ」と井之上委員長。
応募締め切りは8月15日(月)。応募対象は町田市近隣でSDGsの理念に沿う活動をしている企業。要件は▽応募の対象となる取り組みを実施していること▽2022年度中に活動を実施していること▽応募数は活動の単位ごとに1件までとする▽応募は自薦または他薦とする。審査基準は▽幅広く展開可能な取り組みであるか▽地域や社会にインパクトを与える取り組みであるか▽多様な主体との連携がとられているか▽経済・社会・環境の三側面における相乗効果が生み出されているか▽町田市に寄与する活動を実施しているか、など。最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞など合計5社程度を表彰する予定。表彰式は9月28日(水)。
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