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公開日:2022.11.10
自由民権資料館
リニューアルし間口広げ
常設展を3部構成に
町田市立自由民権資料館は、同館の開館記念日である11月3日に常設展示を6年ぶりにリニューアルした。「自由民権運動と町田」をテーマに公開し、分かりやすく自由民権運動を紹介。間口を広げて来館者増につなげていく。
自由民権運動は、国会開設や憲法制定など、国民の政治参加を求めて行われた運動。町田市域では、この運動が盛んで石阪昌孝や村野常右衛門など、多くの民権家を輩出した。町田市立自由民権資料館は1986年に開館し、市ゆかりの民権家や自由民権運動に関する資料の収集や保管、展示を行っている。
リニューアルした常設展では、自由民権運動がどのようなもので、市域や旧神奈川県においてどのように展開したのかをさらに詳しく、わかりやすく紹介。「自由と権利をもとめて」「町田の民権家たち」「武相地域の自由民権運動」の3ブースに分けて展示している。
同館学芸員の松崎稔さんは「研究者向けのコアな展示が多かったが、授業で習うような運動全体の説明から、馴染みのある町田市ゆかりの民権家の紹介を増やし、親子連れでも足を運んでもらえるように間口を広げました」と説明。来館者の年齢層の幅を広げたい考えだ。
また年度内には館内のWi-Fi環境を整えて、オンライン活動にも力を入れていくという。「市のデジタルミュージアムの活用推進や、各学校と中継で繋げるようになれれば」と松崎さん。
常設展リニューアルを記念した講演会「都市と地域から考える自由民権」を11月20日(日)に開く。会場は町田市民文学館ことばらんどで午後2時開始。講師は大正大学文学部教授の福井淳氏。
定員50人で要申込み。18日(金)までに町田市イベントダイヤル【電話】042・724・5656へ。
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