ＦＣ町田ゼルビア
｢共闘｣で次の舞台へ
新加入選手、新体制を発表

新規加入し、会見に登壇した17人の選手ら（クラブ提供）

　サッカーＪ２・ＦＣ町田ゼルビアが１月14日、「２０２３新体制発表会」をオンラインで行った。冒頭、藤田晋新社長があいさつに立ち、今年のクラブスローガン「ＮＥＸＴＳＴＡＧＥへ共闘」を発表。監督やフロントスタッフを一新し、新加入選手17人を迎え、Ｊ２優勝・Ｊ１昇格を目指し新たなスタートを切った。

　会見冒頭には、藤田社長が「サポーターからの期待感を感じている。２月19日の開幕を楽しみにしている」とあいさつ。クラブスローガンについて、当初の案は「共に戦う」だったが、自身がＳＮＳでフォローしているゼルビアサポーターのつぶやきに影響され「共闘」としたことを明かした。

　続いて、方針発表や新ユニホームのお披露目のあと、一新したフロントスタッフやコーチ陣を紹介。全選手の背番号が発表され、新規加入する選手17人が登壇した。オファーを受けた時の率直な心境やチームに対する印象などの質問に、一人ひとり答え、今シーズンにかける思いを述べた。

来場者１試合４７００人目標

　クラブ方針発表では、今シーズンの目標として「Ｊ２優勝」を掲げた。まずは、クラブの一体感や黒田剛監督の戦術の浸透を図る。また、集客目標として昨年比１４５％となる１試合４７００人を目指す。これは、コロナ前の２０１９年と同水準となる。目標達成のために具体的には、ホームゲームの非日常感の演出や、町田駅、スタジアム最寄り駅となる鶴川駅を中心とした露出強化、ファンイベントやホームタウン活動への選手の積極的な参加などに取り組むという。

　昨シーズンはＪ１昇格を目指した３年計画の最終年で、開幕当初は好スタートだったが、主力メンバーが怪我で離脱。後半に大幅に勢いを失い、15位という結果にとどまった。集客としては「まちだ感謝祭」「青城祭」など年間を通して６回の大型イベント開催に挑戦。平均来場者数は３２４３人で、21年シーズンと比べて１２６％と増加していた。