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町田 社会

公開日:2023.06.15

パラスポーツ支援具
研究・開発チーム誕生
町田市の医師ら有志 結束

  • 支援具を手にする(左から)後藤さん、田倉さん、稲川さん

 パラスポーツ分野の発展に貢献しようと、医療関連事業の経営者や医師、理学療法士ら4人が一念発起--。競技の支援具を開発する有志グループ「チームパラスポーツラボ」を先ごろ発足させた。第1弾の試作品として、足に障害のある選手向けのパラサーフィン用サポーターを開発。評価や改良を重ねている。

 チームのメンバーは町田市内で医療・介護用品の開発にあたるハーベストクラフト(町田市)代表の医師・土井淳さんのほか、八王子市にあるグリーンルーム八王子の代表で理学療法士の稲川賢さん、田倉繃帯工業の田倉勉社長、リブトの後藤広明社長。在宅医療や介護など自立支援の分野にも携わるメンバー同士、数年前から顔を合わせて意見交換していたという。

 そんななか、昨年誕生した介護用補助具の一つが「ヨイショっと!」。本人のトレーニングや動作の補助、介護者の補助が目的で足に装着するサポーターで、パラサーフィンの支援活動を担う稲川さんの発案を受け、パラサーフィン用サポーターへの応用が浮上したという。既存品を土台にメンバーの専門知識を生かして改良し、競技では体のバランス維持が課題となるなか、両足が離れないよう補助する試作品が完成した。

「可能性広がる」

 稲川さんが指導とボディメンテナンスにあたるパラサーファー・生方(うぶかた)亮馬選手がこれを装着し、4月の国際大会「静波パラサーフィンフェスタ」では3位に輝いたという。「足が動かない状態で板に乗るとバランスを崩しやすい。これを着けることで足がボードからずれ落ちにくくなる」と稲川さん。医療機器を開発する後藤さんは「首から下が動かなくてもサーフィンをやろうという情熱がすごい」と感銘。「プールに入りたいが車いすだから諦める子どもたちもたくさんいる。何か力になれればこんなに素敵なことはない。可能性が広がる」と思いを込める。

 「医学や素材、法律に関する知識も集まるチームで活動することで、いろいろなものが作れる。困っている人たちを我々がどうサポートできるか考えていきたい」と、医療材料を専門とする田倉さん。チームは今後、支援具開発の活動を周知しながら、パラスポーツを軸に多様なニーズに耳を傾けたいとしている。

 同団体への問合せはリブト・後藤さん【電話】042・649・3491。

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