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公開日:2023.08.03
森村誠一さん 死去
町田市の文学発展に寄与
町田市の名誉市民で、街の文学・文化の発展に大きく寄与した作家の森村誠一さん(90)が先月、死去した。1991年に町田に移住し、町田市民文学館ことばらんど(原町田)の開館に向けて尽力するなど功績を残した。市内からは悲しみの声が寄せられている。
第15回江戸川乱歩賞を受賞した「高層の死角」やベストセラーとなった「人間の証明」など、数々の名作を生み出してきた森村さん。町田ではことばらんど開館に向けて準備を行う懇談会の会長に就任し、尽力。2010年には自身の原稿やノートを市に寄贈するなど、町田の文学発展に大きく貢献してきたことから、昨年4月には名誉市民の称号を送られていた。
死去に伴い、ことばらんどでは先月、追悼コーナーを設け、森村さんの原稿などを展示。市民に作品を「見てほしい」という思いが強かったという森村さんは、同館に著書を1500冊以上寄贈しており、共にことばらんどの立ち上げに携わった同館学芸員の山端穂さん(46)には「死ぬ直前まで書きたい」と話していたという。
山端さんは「非常にエネルギーあふれる方でした。病気を抱えてからも文学館のことを気にかけてくれて。文学界においても大きな存在だっただけに非常に残念」と話す。
「寂しい」
玉川学園駅前の喫茶店「玉川珈琲倶楽部」には、森村さんが好んだコーヒーが存在する。濃く、苦めのコーヒーに濃度の高いミルクをたらし、砂糖を入れて飲む「森村バージョン」。森村さんはそのコーヒーの「上澄み」を楽しみ、窓際の席に座ってよく執筆に専念していたという。
同店のオーナーは「ご自身のカップを店に置き、通ってくれた。他のお客さんが声をかけても気さくに話す方で、店がオープンした20年ほど前からの付き合い。寂しい」と訃報に肩を落としていた。
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